当事務所において訴訟は、常に知的財産権のコア業務であり、重点分野です。当事務所の知的財産権訴訟における実績は、多くの注目を集めており、多くの典型的な事案は、業界に大きな影響を与えています。そのうち、40件以上は、最高裁判所の指導性案例、最高裁判所の公報、最高裁判所の知的財産権裁判の年報、または最高裁判所が発表した中国の知的財産権司法保護における年間トップ10事案、または典型的な50事案に収められています。当事務所の知的財産権訴訟業務は、多くの世界的なメディアが発表する年間ランキングにおいて、何年も連続して上位クラスにランクされています。
当事務所の専門的なサービスは、クライアントから広く認められており、当事務所は、ラコステ、ロレアル、ユニリーバ等の数十社のフォーチュン500企業知的財産権サービスを継続的に提供しており、その多くの企業のサービス期間は20年以上に及びます。卓越した実力と業界への影響力により、当事務所とその専門家は、中国商標協会、中華全国専利代理人協会、中国著作権協会、中国知的財産権研究会、国際商標協会、国際知的財産保護協会等、知的財産権訴訟に携わる国内外の多くの業界団体において、重要な地位を占めており、数名の弁護士が北京市弁護士協会により渉外弁護士として人材プールに選出されました。
当事務所の知的財産権訴訟チームには約120名以上の弁護士が在籍しており、そのうち約20名以上の弁護士は弁理士資格も有しています。メンバーのほとんどは、中国、欧米の有名な法学院を卒業しており、チームのキーパーソンは、中国知的財産権訴訟におけるハイレベルで精密で先端を行く人材です。当事務所の弁護士は、訴訟経験が豊富で、着実な仕事のスタイルを持ち、複雑な法律問題を分析し、処理することができます。また、国際的なコミュニケーションが豊富で、国際的な視野を持ち、国境や法域を越えた紛争に対応する能力を有しています。クライアントと緊密なコミュニケーションをとり、クライアントの立場に立って物事を考え、計画することに長けています。さらに、事務所内部の協力体制が非常に効率的であり、仕事チームの形成とその調整において柔軟性があり、非常に高い協力?連携能力を有しています。
当事務所は、総合的な思考を得意とし、企業の知的財産権に関する全体的な戦略に着目し、訴訟手続と非訴訟手続を互いに連携させ、民事侵害訴訟、行政確認訴訟等の手続を互いに連携させ、クライアントの核心的利益を実現するために、前向きで体系的な紛争解決策を打ち出し、良好な成績を収めています。
権利確認行政訴訟
知的財産権の権利付与?権利確認に起因する行政訴訟への対応、及びクライアントの商標、特許、その他の知的財産権の登録過程における障害や脅威を取り除くためのサポートを行います。
権利侵害民事訴訟
権利を保護する権利者の代表として、当事務所は全国の強力な調査ネットワークを頼りに、全国各地、特に経済的に発展した沿岸地域で、事案に関与する裁判所に民事訴訟を提起し、侵害者の責任を追及します。
知的財産権に関する行政調査及び刑事訴訟
権利者が刑事司法ルートを通じて救済を受けられるよう、市場監督管理部門、公安部門、検察部門等を支援し、事案処理の手がかりを提供し、犯罪事実を特定し、捜査と証拠を収集し、被害者の代理人として出廷します。
懲罰的損害賠償
知的財産権侵害事案において、権利者の知名度及び侵害者の悪意を示す証拠を収集、整理し、権利者のために懲罰的損害賠償を勝ち取り、侵害者の気勢をより強力にそぎ、侵害の救済をより効果的に実現します。当事務所が担当した多くの事案は、損害賠償額において画期的な進歩を遂げただけでなく、懲罰的損害賠償に関する法律の適用において参考的な意義を有しています。
知的財産権訴訟リスク評価
様々な研修、セミナー、専門的な法律意見等の形式を通じて、当事務所は訴訟の可能性、権利のリスク、そのような問題の予防についてクライアントにアドバイスし、問題を未然に防ぎ、時間と経済的コストを節約します。
馳名商標の認定と保護
権利確定または権利侵害訴訟において、クライアントの馳名商標の認定のサポート区分を越えた保護の獲得のために、証拠の収集及び整理を行います。当事務所は、馳名商標の認定に関する案件を数多く代理し、その業種及び商標の種類は多岐にわたっており、馳名商標認定の必要性とタイミング、拡大保護の範囲等の問題を処理する上で豊富な経験と独自の見識を持っています。
非伝統的商標の権利確認と権利保護
非伝統的商標の識別性と保護は、実務における難題です。当事務所の弁護士は、確かな専門知識とチャレンジ精神に基づき、中国の法律に立脚し、海外の類似案件を参考にし、慎重に証拠を収集?整理し、立体商標、色彩の組合せ商標、音商標等の非伝統的商標の権利確認と権利保護において幾度となく困難を乗り越え、豊富な経験を蓄積してきました。
地理的表示の認定と権利保護
当事務所は、中国における地理的表示保護の「二重制度」に精通しており、地理的表示に係る団体商標に関する行政、民事、刑事訴訟の各手続を得意としているだけでなく、団体商標として登録されていない地理的表示についても、独占禁止法等を利用して保護を図っています。当事務所が代理した多くの地理的表示案件は、業界において典型的かつ模範的なものであり、中でも「祁門紅茶事案」は、最高裁判所が公表した「中国知的財産権司法保護典型事案50件」にランクインしています。当事務所の弁護士は、この分野における国内外の法律及び実務に精通しており、地理的表示に関する数多くの研究プロジェクト及びセミナーに参加しています。
悪意による冒認出願を取り締るための行政?民事連携
当事務所の全体的な理念と綱領の下、当事務所の弁護士は個別の案件に固執することなく、クライアントの権利状況とその直面する権利侵害の状況に基づき、クライアントの権益を保護するための様々な措置を総合的に適用しています。行政手続において自己の権利登録を積極的に推進し、他人の冒認出願登録に異議を申立てまたは無効とすると同時に、民事訴訟等の手段を通じて侵害使用を停止し、賠償を請求することは、各方面においてクライアントの権利を保護するための有効な方法であり、当事務所は、この方面において多くの成功事例を有しています。
全技術分野における特許訴訟サービス
当事務所の特許訴訟チームは、化学材料、日用品、製薬、バイオテクノロジー、食品、機械、医療機器、冶金、電気、物理、ハードウェア/ソフトウェア、通信、人工知能、データ及び意匠等、専利権の全技術分野をカバーする、豊富な業界経験を有しています。
特許訴訟と無効化戦略の完璧な組み合わせ
当事務所の特許訴訟弁護士の多くは、弁理士としての経歴を有し、民事訴訟を得意とするだけでなく、特許無効審判手続の経験も豊富であり、権利者の権利保護を代理する場合であっても、クライアントの訴訟対応を代理する場合であっても、民事訴訟と特許無効審判手続を一貫して分析?調整し、クライアントの合法的権益の最大化を果たすことを支援します。
複雑な特許訴訟における調査?証拠収集
特許訴訟における侵害の判断は、訴えられた侵害製品の購入の公証が成功するか否かに大きく左右されるため、特許分野では、製品が産業顧客向けであるために、購入し公証することが困難な状況にしばしば遭遇します。当事務所は、産業界のクライアントのために証拠を調査?収集し、購入し公証する計画を立案することを得意としており、証拠保全のために裁判所を説得することにも多くの成功実績があります。
特許訴訟における国境を越えた複数法域の調整
重大な特許訴訟では、クライアントが相手と世界中で特許訴訟を行う状況に遭遇することがよくあります。 当事務所の弁護士は、複数法域における特許訴訟分野の調整に豊富な経験を有し、特に欧州と米国での訴訟手続との連携に長けています。
営業秘密侵害を取り締るための刑事と民事の連携
当事務所の弁護士は、営業秘密侵害事案の処理において豊富な経験を有しており、営業秘密侵害を未然に防止するための内部営業秘密管理から始まり、事案発生後に迅速な証拠取りの実施に至るまで、さらには刑事?民事手続を経て、営業秘密の採証難の問題をあらゆる側面から克服します。
この分野における当事務所の実績は、業界から注目されており、業界の注目を集めた案件も多くあります。
マノロ?ブラニクが国家知識産権局、方某を相手取った商標権の無効審判をめぐる行政紛争事案(年報事案)
江西ミラノウェディングフォト有限責任公司と国家知識産権局の、許某との商標権無効審判請求行政紛争事案(典型事案50)
ラコステ株式会社とカルテロ(Cartelo)、国家工商行政管理総局(SAIC)商標評審委員会の商標紛争に関わる行政紛争事案(典型事案50)
安徽国潤茶業有限公司と祁門県祁門紅茶協会、国家工商行政管理総局商標評審委員会の商標権無効審判請求をめぐる行政紛争事案(典型事案50)
蜘蛛王集団有限公司と国家工商行政管理総局商標評審委員会、米国スパイダーグループ社の商標異議再審査をめぐる行政紛争事案(公報事案)
コニャック (Cognac)がフォード?モーターを相手取ったコニャック特別版をめぐる不正競争紛争事案 (『商法』に掲載された優れた取引)
米国New Balance社が広州新百倫リーダー社を相手取った商標権侵害及び不正競争事案(QBPC トップ10)
ラコステ社が南極電商公司等を相手取った商標権侵害紛争事案(QBPCトップ10)
「千頁/千頁豆腐」シリーズ商標の一般名称取消しに係る行政訴訟事案(北京市裁判所における年間商標の授権及び権利確定に関する司法保護十大事案)
Wyeth(恵氏) LLC、恵氏(上海)貿易有限公司及び旧広州恵氏宝貝母嬰用品有限公司等の商標権侵害及び不正競争に関する紛争事案(十大事案)
商務印書館有限公司と華語教学出版社有限責任公司の商標権侵害及び不正競争に関する紛争事案(十大事案)
ミシュラングループ本社と寧波嘉琪工芸品有限公司の商標権侵害紛争事案(典型事案50)
ミシュラングループ本社と喩某らによる商標権侵害及び不正競争に関する紛争事案(典型事案50)
和睦家医療管理諮詢(北京)有限公司と福州和睦佳婦産医院、福州和睦佳婦産医院有限公司の商標権侵害及び不正競争に関する紛争事案(典型事案50)
3M社、3M中国有限公司と常州華威新材料有限公司等との間の商標権侵害紛争に関する控訴事案(典型事案50)
フランス?ピエール?ファーブル(Pierre Fabre)スキンケア化粧品社と長沙慧吉電子商務有限公司の商標権侵害及び不正競争に関する紛争事案(典型事案50)
ABB アセア?ブラウン?ボベリ社(Asea Brown Boveri Ltd.)と張某、蕪湖市迪頓電気貿易有限公司との登録商標冒用商品販売事案(典型事案50)
許某らによる登録商標冒用罪、王某による登録商標冒用商品販売事案(典型事案50)
デスロラタジンクエン酸塩原薬の独占禁止法違反事案――最高裁判所が市場地位濫用の認定を取り消した(『商法』に掲載された優れた取引)
Bayer社の「リバーロキサバン」許諾販売権侵害事案(典型事案50?年報事案)
特許権者である南京聖和公司を代理して、他者からの無効審判請求に対抗することに成功し、「抗寄生虫感染症薬の調製におけるレボルニダゾールの応用」及び「抗嫌気性菌感染薬の調製におけるレボルニダゾールの応用」の2つの発明特許の進歩性が裁判所に認められ、特許権の有効性が維持され、関連する特許権侵害訴訟で勝訴し、同社は賠償金80万人民元を得ました。(典型事案50)
Bayer社を代理して、南京市知識産権局に特許権侵害紛争の処理請求を提起し、両社が「置換オキサゾリジノン及びその血液凝固分野への応用」に関する発明特許の侵害停止判決を求め、南京知識産権局、第一審裁判所及び最高裁判所の支持を得ました。(典型事案50、年報事案)
Bayer社を代理して、北京市知識産権局(BIPO)に対し、被請求人による当該製品の許諾販売行為が、「rafキナーゼ阻害剤としてのω-カルボキシアリール置換ジフェニル尿素」という発明特許への侵害に当たるとの判断を請求することに成功しました。(国家知識産権局年間特許行政保護十大典型事案)
広州プロクター?アンド?ギャンブル有限公司を代理し、特許権者の「携帯用クリーニング製品及びその製造方法」という発明特許を無効とすることに成功し、1億元に達する損害賠償を回避することに成功しました。
フランス企業SEB社を代理し、その主力製品であるActifryフライヤー特許に対する十数回にわたる無効審判請求において、抗弁を行い特許の有効性の維持に成功しました。フライヤーの全世界累積売上は既に11億7,000万ユーロに達しており、侵害製品は全て中国から輸出されていたため、当事務所が中国での訴訟を成功させたことによって、世界規模での侵害製品の抑止に成功しました。
テトラパック( Tetra Pak )社を代理して、国家知識産権局(CNIPA)において競合他社が所有する全ての中国特許を無効化し、クライアントが直面する潜在的な侵害リスクを回避することに成功しました。
国泰新点公司を代理して、他者から提起された意匠権侵害の訴え及びその後の行政訴訟に対して上告した結果、二審の最高裁判所の支持を得て意匠権侵害はないと認定されました。(『商法』に掲載された優れた取引)
Decathlon社を代理して、意匠権無効の抗弁を行い、中国出願と優先権基礎出願における図面が完全に同一でなかったことによる瑕疵を克服し、意匠の有効性を維持し、さらに侵害訴訟において高額の賠償金を獲得しました。
被害者の深センの某ソフトウェア会社を代理した、元従業員の営業秘密侵害刑事事件の私人訴追において、この事件は、一度は検察院によって起訴するには証拠不十分と判断されたため、第一審裁判所も当事者の私人訴追を支持しませんでした。 当事務所は、二審でこの事件の代理を引き継いだ後、一審判決を取り消すことに成功し、その後の訴訟において、権利者の合法的権益を守ることに成功しました。
Maped社を代理して、最高人民裁判所に意匠権侵害事案の再審を申請し、単純な形状の意匠に異なる模様の意匠要素を追加しても、侵害の判断に実質的な影響を与えないとの当方の主張が最高裁に支持されました(典型事案50)。
当事務所は、革新的な思考と情報の共有を重んじ、ビジネス交流、学術セミナー、コンサルティング意見の提供等の方法を通じて、司法?行政機関、専門業界団体、大学?研究グループ、各種の世界知的財産権組織と緊密なコミュニケーションを維持しています。
当事務所は、数多くの学術的専門書及び論文を執筆し、国家知的財産権戦略の制定や「商標法」、「専利法」、「著作権法」等の重要な法律法規の改正に参与し、知的財産権関連の司法解釈の制定及び修正に意見を提供してきました。近年では、業界に大きな影響力を持つ数十冊の専門著作物の執筆、編集、翻訳、出版に参加しました:
『馳名商標と著名商標の法的保護』
『商標法』(初版、第2版、第3版)
『中国商標報告』(第1巻~第12巻)
『中国専利報告』(第1巻~第2巻)
『世界12カ国の商標法』
『世界12カ国の著作権法』
『フランス知的財産権法典』(法律部分)(初版及び第2版)
『EU知的財産法』(初版?第2版)
『鄭成思知的財産権文集――商標と不正競争防止法の巻』
『中国における商標の40年 1978-2018』
『中国における商標?不正競争案件の要点』
『商標の保護範囲における使用の影響:中国欧州における比較法の研究』
『国際知的財産権発展報告』(商標部分)
『国際知的財産権保護に関する典型的な事例集』
当事務所の訴訟業務は、知的財産権法律サービスの重要な一部です。この分野での実績によって長年にわたり、当事務所の訴訟業務は、MIP、WTR、Legal 500等の世界的な専門メディアにより、中国における商標訴訟、特許訴訟、知的財産権訴訟に関する選抜において優秀な成績を収めており、多くの弁護士がその優れた業績により優秀弁護士等の称号を授与されています。